金沢の中心部、兼六園の斜め前に金沢21世紀美術館があります。「まちに開かれた公園のような美術館」というコンセプトで建てられた現代美術館で、芝生の広場の中に白くて丸い洗練された建物が建っています。

金沢21世紀美術館の兼六園側の案内です。
芝生の広場には、ユニークな形のオブジェがいろいろあります。

球体パビリオンの「まる」。モコモコしたかわいい形です。外からも中からも近づいて見られます。
右に見えるラッパ型のオブジェは、「アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3」という作品群で、屋外に12個点在しています。
2つの管が地中でつながっており、ラッパに向かって話しかけると、思わぬところから返事が返ってくることも。

こちらはコロンとしたビーンズの形のイス。展示作品の一つですが、もちろん座れます。
奥に見えるのは、フェルナンド・ロメロの「ラッピング」という作品。こちらもジャングルジムのように中に入って遊べますが、大人女子が入るのは、ちょっと勇気がいるかも。

オラファー・エリアソンの「カラー・アクティヴィティ・ハウス」。

シアン・マゼンタ、イエローの3色の組み合わせですが、見る角度、時間によって受ける印象はかなり違います。

こちらは総合案内、展覧会ゾーンチケット販売所です。北陸鉄道の1日フリー乗車券をお持ちの方は割引があります。建物の中には無料で入館できますが、展覧会ゾーンは有料で展覧会チケットが必要です。
展覧会ゾーンは10:00~18:00。金・土曜は20:00まで。交流ゾーンはエリアによって時間が異なりますが、開館は9:00、閉館は22:00です。
無料で見られるエリアも充実しています。

金沢21世紀美術館のコレクションの中でも特に有名なレアンドロのスイミング・プール。ここは人気の写真スポットです。深く水が満たされたプールの中に人が立っているように見えますが、もちろん中に水は入っていません。

なんとも不思議ですよね。プールの上のほうは交流ゾーンで無料エリアですが、中に入るには展覧会のチケットが必要になります。

プールの内部は有料エリア。この長い廊下の先。奥のブルーに見えるところが、レアンドロのスイミング・プールです。

こちらはタレルの部屋。ジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」という作品です。とても天井の高い部屋で、天井の中央は四角く切り取られています。
部屋の壁に沿うようにベンチがあり、そこに座って空を見上げることができます。静かな部屋で空気もひんやりしており、非常に落ち着ける場所です。
そして美術館内には2つのミュージアムショップがあります。

ミュージアムショップ内は写真撮影禁止だったので写真はありませんが、ちょっと変わったオシャレなステーショナリーや布製品などが並んでいます。金沢ならではのグッズもありますよ。

交流ゾーンにあるカフェレストランFusion21。こちらも白を基調とした、清潔感あふれるお落ち着いた雰囲気のお店です。全面ガラス張りで、情景や光を楽しめます。
お料理は石川の食材を豊富に使い、おいしいと評判です。店内には落ち着いた雰囲気のジャズが流れていました。時間は10:00~20:00まで。

また館内にはいろんなイスがありました。イスが美術館の作品の一部のように感じられます。

もちろん、座ってOK。ゆっくりと座れるところの多い美術館です。
展示室だけでなく、シアターもあり、演劇やコンサート、トークショーなどの企画が行われていることもあります。

また金沢21世紀美術館の敷地内には、近代的な金沢21世紀美術館とは対照的な、数奇屋風の茶室として整備された松涛庵(しょうとうあん)もあります。

イスでのお点前の立礼のお席もありました。お庭もとてもきれいで、静かで心やすらぐ場所です。

気軽に遊びに行ける金沢21世紀美術館、ぜひ訪れてみてください。
旅データ
- 料金:入館無料(展覧会ゾーンのみ有料)
- アクセス:「広坂・21世紀美術館」バス停から徒歩すぐ
- URL:http://www.kanazawa21.jp/
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