加賀百万石の城下町「金沢」。北陸新幹線が開通して交通の便が良くなったことで、観光客も増えているそうです。そんなわけで、ホテルで一休みした夕刻、少し静かになった街を散策してみました。
金沢に来て感じたのは、どこを撮っても画になる街だな、ということ。
夕暮れの浅野川沿いにしばらく歩いてみました。写真の橋は「浅野川大橋」。国の登録有形文化財にも指定されているそうです。

女川とも呼ばれる浅野川のやさしい流れにぴったりの白いラインが印象的なきれいな橋でした。川沿いには桜並木もあり、春は花見が楽しめるそうです。
ふと、うしろを振り返ると、空にはまん丸の月。

思いがけず出会った満月にうれしくなりました。よく見ると、橋のたもとにはたくさんの鯉のぼりが吊り下げられています。子どもの日、今も昔も変わらず、きっとこうやってお祝いしているのでしょうね。
浅野大橋を渡って少し歩くと、人気の観光スポット「ひがし茶屋街」のエリアになります。昼の茶屋街も良いですが、月の見える夕刻もまた風情があって素敵です。

軒先に飾られた花。通りかかる人に見られることを前提に飾られた花におもてなしの心を感じます。

江戸時代からの歴史が宿る花街。薄暗い通りを歩いていると、タイムスリップしたような不思議な気分になりました。

その通りで、なんとも日本らしい空間を見つけました。障子の影、ちょこんと座る人形。とっても美しい構図です。何気なくこうした場所があることも、この街の魅力かもしれません。

しばらく写真を撮ったりしながら散策を満喫して街の中心部に戻ることにしました。
祭りの衣装と獅子舞でしょうか。歩きながらもいろいろな発見があって、本当に楽しい時間でした。

通りがかった神社では、なにやら人だかりを発見。にぎやかな音楽も聞こえてきます。

のぞいてみると、若手アーティストのライブが境内で行われていました。お酒も振舞われ、観光客、地元の人、老若男女がいっしょに音楽を楽しんでいる、古いものと新しいものが融合した金沢らしいシチュエーションでした。

すっかり暗くなったころ、最後は兼六園の夜間ライトアップを見てホテルに戻りました。夜の兼六園、暗闇の中に浮かび上がる庭園もなかなか魅力的でした。

夕刻からの街歩き、都会のように明るすぎるネオンがないので、だんだんとあたりが暗くなっていく様子を普段よりしっかりと肌で感じることができました。うす明りでみる古都の街並みも艶があって本当に素敵でした。金沢に旅するときは、夕刻の散策にぜひ出かけてみてください。
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